今だからこそ読みたい本です。
『センス・オブ・ワンダー』は過去に翻訳書が刊行されていますが、今回、著名な4名の解説エッセイが追加され、新潮文庫の新刊として発売されています。
センス・オブ・ワンダー (新潮文庫) [ レイチェル・カーソン ]
「センス・オブ・ワンダー」
今、子どもたちに必要なのはこれだと思いました。
福岡伸一先生がにの本の解説で、
『直訳すれば驚く感性。何に驚くのか、と言えば、自然の美しさ、あるいは、その精巧さに対して。本書の訳者、遠藤恵子の名訳によれば、神秘さや不思議さに目をみはる感性、となる』
と、述べています。
本文中には、
『地球の美しさと神秘を感じとれる人は、科学者であろうとなかろうと人生に飽きて疲れたり、孤独にさいなまれことはけっしてないでしょう。たとえ生活のなかで苦しみや心配ごとにあったとしても、かならずや、内面的な満足感と、生きていることへの新たなよろこびへ通ずる小道を見つけ出すことが出来ると信じます』
とあります。
「生きている、ただそれだけで素晴らしい」
改めて気づきます。
解説エッセイで、福岡伸一先生は『沈黙の春』の著者であるレイチェル・カーソン氏への批判についても言及されています。
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